「美点凝視」「長所称賛」

公民科・現代社会の単元『人間としてよく生きる「他者の尊重」』として,E3(電気科3年)で「木鶏会」に挑戦しました。

この木鶏会とは3〜4人グループをつくり,宿題で書いてきた読書感想文を一人ずつ発表して,その感想文の良いところ・素晴らしいところをメンバーが見つけて褒めてあげるという「美点を凝視する」「長所を称賛する」取り組みです。

美点凝視によって,褒めた方も褒められた方も,良い脳波となって刺激が伝わり,相乗効果によってより良い結果が生まれることにつながります。

このたびの課題文としましたのは,元ハワイ州知事ジョージ=アリヨシ氏の「おかげさまで」という文章です。

感想文を1つ紹介します。

僕は,この文章を読んで,日本人の本質を感じ取ることができました。現代では薄れてきている「お国のために」の精神で勤勉に働いていくことが大切なのかなと思いました。今の日本人は自分の事で手一杯になってしまいがちだと思います。そんなときは,皆が「おかげさま」の精神を持つことで,お互いに助け合っていくことができるのかなと思います。皆毎日周りの人達に感謝していくことがとても大切だと思いました。

自宅で書いてきた感想文を読み終えると,班のメンバー皆から拍手をしてもらえます。

木鶏会を体験してみての感想を3つ紹介します。

・木鶏会は良い活動だなと思いました。感想文の良いところを褒めるにはしっかりと聞かないといけなくて,そこが良いなと思いました。

・多くの感想を聞くことができて,人によって視点が様々あることを知ることができたり,自分の気付けなかったことに気付くことができたりして,良い経験となりました。

・同じ文章を読んでいても全員違う感想で,面白かったです。普段読む機会のない文章を読むことができて,人間力が高まったと思います。

感想文を聞いて,良いところや素晴らしいところを褒めると,それに対しても班のメンバー皆から拍手をもらえます。

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