2018年度より「土木改革」をキーワードに様々な新たな学習に取組んでいます。 具体的には、3年後、即戦力としての土木技術者になることを目指し、3年生で学ぶ「課題研究」という授業をさらに魅力的な内容に見直しました。
この班では、全国的にも例を見ない「ドローン」を用いて航空写真を撮影し、その写真をパソコンで取り込み、測量データとする活動を行っています。ドローンの基礎知識だけでなくその操作方法も学びます。2018年度は、笠岡干拓地にあるBMXコースを測量し、地域に貢献することが出来ました。
この班は地域からの依頼を受け、その依頼品を製作し贈呈する取組みをおこなっています。 地域の幼稚園(保育園・所)、小学校、中学校、支援学校から文書での依頼を受け、それをもとに生徒自身が製作出来るか出来ないかを判断します。その後、サンプルを作り、それをもとに依頼者と打ち合わせをし、依頼品を完成させ納品(贈呈)までおこないます。 生徒自身で「ものづくり」をとおして、依頼品という【問題】を様々な方法で完成【解決】するという、まさに問題解決型学習(PBL)の手法そのものを実践し、「生きる力」を育んでいます。2018年度は校外では「トイレの足置き、パーテーション、ウサギ小屋の扉」と校内には女子トイレに物置を贈呈しました。
自然災害の脅威に対して私たちはなすすべがないのでしょうか。 この防災班では、災害のメカニズムをモデル化し、地域の皆さんにもわかりやすく目に見える形でお伝えすることで、防災意識の向上を図ることを目的としています。2018年度は「液状化現象(地震時に様々な条件が重なると建物や埋設物〈埋まっているもの:マンホールなど〉が浮き上がる現象のこと)」をモデル化し、製作後、笠岡市に寄贈させていただきました。
産官学の共同研究として2018年度からはじまったこの取組みは、岡山県内の土木系学科すべてでおこなわれています。 皆さんは道路(歩道)を歩いていて、ひび割れや大きな水たまりなど気になることはありませんか?そんな道路(歩道)の不具合を、土木を学んでいる生徒自身が見つけ、写真撮影し、専用スマートフォンで報告するという役割を果たしています。その報告データをもとに維持業者が修繕につなげていくという流れとなっています。2018年度は9月~12月の4ヶ月間で85ヶ所の不具合を報告し、1月までに67ヶ所の修繕施工をしていただいています。
土木と言えば「コンクリート」をイメージする人も多いのではないでしょうか。 この班では、コンクリート甲子園(全国大会in香川県)出場を目指し取組んでいます。コンクリート甲子園とは、①コンクリートの強度(強さ、硬さ)を規定値に近づけることを競う部門、②作り方などを説明するプレゼン部門、③コンクリートの供試体に着色しデザインを競う部門の3つの部門で争います。全国大会出場を目標に頑張っています。2018年度は・・・予選敗退でした。
男 | 女 | 計 | |
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1年 | 30 | 5 | 35 |
2年 | 30 | 1 | 31 |
3年 | 30 | 2 | 32 |
合計 | 90 | 8 | 98 |