一昨日11月8日(金)13〜14時 笠岡市民会館ホールにて、
岡山県立笠岡工業高等学校 創立80周年記念式典を執り行いました。
会場の笠岡市民会館ホールの座席数、駐車場数の制約などから、出席者を教職員、生徒、来賓、教育功労者の方々に限定しての実施となりました。
生徒会長 増成大夢(ますなり ひろむ)君の挨拶を紹介いたします。
本校はこの度 創立80周年を迎えることになりました。
この記念すべき節目の年に立ち会い伝統を受け継ぐにあたり、今まで支えてくださった先生方、先輩方など、多くの苦労や努力があったことを感じ、深く感謝いたします。
この10年間を振り返りますと、様々なことがありました。
令和という新しい時代の到来は明るいニュースでしたが、未知の感染症が猛威をふるい、人々は制限のある生活を余儀なくされるという未曾有の暗いニュースも世界を覆いました。
そのような中、人々は困難な課題に立ち向かい、ICTをはじめとする通信技術は著しい進化を遂げ、生活や企業の経済活動に必要不可欠なインフラにまで成長しました。
本校でも、最先端のディジタル機器が整備され、それらを活用した新しい教育活動の展開、地域との連携を意識した課題解決型学習「笠工テクノ工房」、地域とともにある学校を目指した「笠岡コンソーシアム」への取り組みなど、時代の波に乗って多くの活動を行ってきました。このような時だからこそ柔軟に行動できるのは、本校の大きな強みだと感じています。
今後、技術の発展により、多くの職業がより高精度なロボットやAIに取って代わられるようになれば、一人一人が自らの役割を探し、考えるようになるでしょう。
その中で次世代を担い未来を切り拓いていくのは私達です。
本校で学ぶことで、自ら課題を解決する力を身に付け、優秀な技術者・ものづくりのプロとして、時代を動かす力を持つことができるようになると、日々実感しています。
私自身も、生徒会執行部の一員として、学校行事の運営はもちろん、中学生向けの高校説明会へ参加し、笠工の良さや強みを生徒目線でPRするなど、様々な活動に取り組んできました。
また、本校はインターハイでの入賞やものづくり大会での全国入賞を積み重ね、就職に関しても優れた技術者を輩出し続けています。
それはひとえに、ともに高め合える友人、行動で多くのことを示してくれた先輩、地域に支えられた恵まれた学習環境が基礎にあるからです。
また、「誠実」を校訓とし、熱心な教育をしてくださる先生方なくしては成り立たないものだと思っています。
多くの方々に支えられながら、様々な学びや体験ができたことは、私が本校での3年間で得た財産、大きな誇りです。
私達はこれからも、未来を切り拓いていく「地域で活躍できる人財となること」を使命に、力強く歩みを進めていきます。



なお、受賞者の方々に授与されました賞状は従来の一般的な和紙によるものではなく、
アクリル板にレーザー加工機で彫刻したもので、朱肉の部分は1枚1枚、電子機械科の先生が手作業で塗布しました。



黒色のカッティングシートを賞状の裏側に重ねています。
(※そのため撮影者が映り込んでしまっていますことをご容赦ください。)