出前授業@笠岡西中学校

本日12月16日(月)13:50〜15:40、笠岡西中学校の2年生80名を対象とした出前授業を行いました。

笠岡西中学校 校門南側の夫婦クスノキのです。樹齢は100年を超えているように見えます。

令和6年度では通算7校目(高屋中→木之子中→笠岡東中→金浦中→寄島中→大島中→笠岡西中)となる出前授業で、本年度も笠西中が最後となります。

本日の出前授業では、M科参加者25名、E科参加者25名、C科参加者27名に分かれて行いました。


いずれの専門科も生徒がとても意欲的に楽しく取組んでくれたので、昨年度以上に盛り上がり、予定時間を超過してしまうほどでした。

各科の講座の様子は次のとおりです。

■M科(電子機械科)

M科の開会行事の様子。
列が揃って、顔を上げて聞いてくれています。
笠西中生の普段のきちんとした学校生活が垣間見える瞬間でした。
溶接用のエプロンなどを身に着けている様子。
北風と低温で非常に寒かったので、装着したら暖かくなりました。
仲間の溶接(練習)を見学しているところです。
いよいよ本番の溶接です。
グラウンド整備用のトンボを溶接で製作しました。
笠岡西中2年生のM科体験希望者がちが製作したトンボです。
溶接初体験ですが、とても上手に出来ました!
エンジンをかける体験の様子。
このエンジンは農業用の130ccエンジンです。
このあと、マフラーを外した状態のエンジン音も聞きました。
あまりの爆音で、とくに女子生徒はビックリしていました。
担当の先生から、創立80周年記念の本年度限定バージョンのMEC(メック)君であることを聞いて盛り上がったり、
プラスティックの原料が石油ではなく、とうもろこしであることを聞いて、超ビックリしていました。
自分の好きなMEC君(色や手足の状態など)を選んでいます。
見本を見ながら一生懸命に頑張りました。
一人2個の大盤振る舞いでした。
ものづくりの達成感が表情にたっぷり現れています。
こちらは女性生徒らしい、可愛いMECくんの完成です。

■E科(電気情報科)

電気情報科の開会行事の様子。
電気情報科長の先生から「笠工は、経済産業省の認定校なので、笠工を卒業したら、第三種電気主任技術者の筆記試験が免除される」などの説明がありました。
電気情報科長の話をみんな顔を上げて誠実に懸命に聞いています。
はんたづけの様子。
はんだの量が適切で、富士山型になっていて、とても上手です。
基盤に、抵抗やLEDを差し込んでいる様子です。
笠工電気情報科の4名の先生方にフォローしてもらいながらはんだづけなどの作業を進めました。
いよいよランタンの仕上げ作業に入りました。
完成したLEDらんたんで記念撮影。
ここでも、みんな満足感で嬉しそうです。
閉会行事で、生徒代表から電気情報科長へ、感想やお礼の言葉がありました。

■C科(環境土木科)

環境土木科の開会の様子。
建築と土木の違いについて学びました。
環境土木科が準備した出前授業用の配付資料です。
四角の木枠を組み合わせた、昨年度とは異なるバージョンの「レオナルドの橋」を製作しました。
C2の生徒が丁寧にわかりやすく教えています。
「レオナルドの橋」の完成。
彼は完成度が非常に高い作品をスイスイ作り上げました。
環境土木科長が、体育館のバレーコートの面積の測量方法について説明をしているところです。
1台300万円する測量機器「トータルステーション」。角度と距離が計測できます。
笠工環境土木科には、この機器が実習する生徒1人に1台あります。
このような学校は他にはなかなか無いです。
C1のこの生徒は笠西中出身であることから、母校の出前授業に初めて参加しました。
先輩が後輩(笠西中2年生)にドローンの操縦方法を手振りを交えて熱心に指導していました。
この生徒は、開会行事での際に科長から「『土木と建築』の違い」について急に質問されましたが、後輩たちに具体的に説明できていました。
C2を代表するこの生徒は、昨年度から何度も母校や他校での出前授業を担当しているので、
接し方や教え方がとても上手くて、この女子生徒も初心者と思えないほどスムーズに操縦を行っていました。

出前授業終了後、笠岡西中学校の鳥岡校長先生から本校に電話をくださり、次のような身に余るお言葉をいただきました。

・(西中の)生徒が大変喜んで研修を受けていました。
・また、(西中の)卒業生の活躍ぶり(=出前授業での後輩たちへの指導やサポートなど)を見て、教職員は感動しました。
・来年度も是非よろしくお願いします。

笠工HPのオープニング画面にありますので、是非とも再生▶ボタンをクリックしてみてください。

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