笠工野球部 高校野球岡山大会 《3回戦》

 ◇3回戦  vs 興陽 ◇

59チームが参加して始まった大会も、2回戦までに43チームが敗退し、16チームが激突する3回戦。笠工野球部はマスカットスタジアムの第3試合で、16年ぶりのベスト8進出をかけて、Aシード岡山城東を撃破して波に乗る興陽高校と対戦しました。球場には、土曜日とあって多くの観客が詰めかける中、試合は14時過ぎに開始されました。

笠工は初回、死球と4番岡田君(電子機械科3年)の中前打に敵失が絡み、2死2、3塁の好機。ここで打撃好調の5番小寺君(環境土木科3年)が惜しくも遊ゴロに打ち取られ逸機。その裏、1死2塁のピンチを迎えるが、先発小寺君が相手3、4番を連続三振に打ち取り、ピンチを切り抜ける。小寺君は2、3回を三者凡退。笠工は3、4回と走者を出しながらも無得点。

押し気味に試合を進めていた4回裏。無死満塁から打ち取ったと思われた打球が中前にポトリと落ちて先制を許す。しかし、その後は小寺君の粘りのピッチングでピンチをしのぐ。その後も、1塁和田君(電子機械科2年)、2塁小林君(環境土木科3年)、3塁関藤君、遊撃小川君(ともに電子機械科3年)の内野陣や右翼黒瀬君(環境土木科3年)の好守で切り抜け無失点。守りからリズムをつくり攻撃につなげる笠工本来の攻撃スタイルも、好投手行藤君の内外角をつく速球と低めの切れのよい変化球を打ちあぐね、5回以降走者を出せないまま試合が進んだ。

迎えた終盤7回裏。相手7番打者に左中間3塁打を打たれ、1死後スクイズで失点。なおもピンチは続くが、ベンチから内藤君(電子機械科3年)が伝令に走り、三上監督からの指示を伝える。小寺君は冷静さを取り戻し、場面が変わった2死満塁で一塁ゴロに打ち取る。しかし、この打球が不運にもベースに当たりファウルグランドに転がる間に2失点。さらに不運な内野安打とテキサス安打で球運は相手に傾き続け、この回計5失点。

スタンドでは、終盤の大逆転を信じて、男子部員にまじって女子マネージャーの田片さん(電子機械科2年)も懸命の応援。この頃には、野球部員に加えて一般生徒も応援に加わり、保護者やOBの方々の声援も加わって、チーム「笠工」としてのこれまで以上の熱い熱い大応援が続ました。

8回表には代打に中原君(電子機械科3年)を繰り出すなど必死の反撃を試みましたが、城東打線を4安打完封した行藤君のリズムを崩すことができないままゲームセット。

暑い中、最後まで力のこもった熱い応援をしてくださった保護者、OBの皆様、本当にお疲れ様でした。今回は、目標としていたベスト8まで、あと一歩のところで敗れ、残念な結果となりました。しかし、この大会で経験した3試合は、笠工野球部にとって、とても大きな財産となりました。

3年生はこの大会で引退となりますが、1、2年生が今大会での経験、敗戦の悔しさを糧に、秋、来年へと大きく成長してくれることを念願します。3年生の保護者の皆様、お疲れ様でした。今後とも、笠工野球部をよろしくお願いします。1、2年生の保護者の皆様、秋、来年へ向けて、力を合わせて頑張っていきましょう。

保護者、OBの方々、笠工野球部を応援してくださるすべての皆様、今後ともよろしくお願いいたします。

 

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