電気情報科3年福江君が全国製図コンクールで第1位

全国工業高等学校長協会が主催する第30回全国製図コンクール(電気系)において、電気情報科3年の福江紘幸君(高屋中学校出身)が最優秀特別賞を受賞し、その中でも、全国第1位という栄誉に輝きました。

全国製図コンクールは、機械系と電気系に分かれて実施されており、30年の歴史を刻んでいます。コンテストでは、各学科の専門分野の製図に関する知識と技術を総合的に習得し、製作図・設計図などを正しく読み、作成する能力を向上させるために、課題が与えられ、全国の工業系の高校生の設計製図に対する学習の励みとなっています。

福江君は、9月から課題である「2階建て3LDKのマンション屋内配線図」に着手し、10月末までの2ヶ月間、授業と放課後に加えて、休日も利用して、課題を完成させました。今回の電気系のコンテストには17校、888名が参加しており、12月2日に行われた審査で、福江君は優秀特別賞(全国で4名)に選ばれ、このほど、その表彰状に加えて、最も優秀と認められた1名に送られる「産業教育振興中央会長賞」が届いたことにより、事実上の全国総合1位が決定しました。

20日に行われた報道各社(山陽新聞、中国新聞、笠岡放送)の取材に対し、福江君は「照明に消費電力が少ないLED電球を多用し、災害時には非常灯として使えるようにしたほか、すべてのコンセントに火災対策を施すなど、環境と災害に配慮した設計を心がけました。将来は大学進学の後、設計の仕事か学校の教員になりたいです。」と力強く答えました。24日には、井原放送の取材を受ける予定となっています。

福江の作品は、全国工業高等学校長協会のホームページ上に、「適切に解答している参考作品」として紹介されていますので、是非ご覧ください。

福江君(製図コンクール全国第1位)取材風景

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