環境土木科による環境保護活動の紹介

 9月7日(日)に、カブトガニ博物館においてカブトガニ幼生放流が行われ、環境土木科3年生が3名参加しました。参加した彼らは、課題研究や実習の授業を通して、環境修復班として、笠岡湾の水質・底質調査などを行い、アマモ場の造成や笠岡湾の環境修復について取り組んでいます。放流前に、カブトガニ博物館にて、事前準備の手伝いをさせていただきました。

 今回放流する幼生は、3~4齢(卵から2~3回脱皮したもの)のカブトガニです。それを、一つのバケツに約10匹ずつ取り分けました。準備をしている途中で、カブトガニの生態について研究をしている福山大学の皆さんから、カブトガニについて色々と講義を受けることができました。開会式の後、参加者の皆さんと放流地点へ移動して、実際に放流を行いました。無事に、脱皮して成長していくれることを願っています。

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 また9月12日(金)、見崎公民会館において、環境修復班がアマモの種の選別を行いました。この時に用いたアマモの種は、8月に見崎地区で採捕したものです。この種を容器に写し、塩分濃度3%の人工海水を注ぎ、かき混ぜます。数秒静置した後、上澄みを浮いている種ごと捨て、沈んだ種とを分別します。人工海水中に沈んだ種は、中身が詰まった良い種として取り扱われます。これらの種は、10月に予定されている笠岡湾への直播やアマモ育苗や発芽実験に用いられます。

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 このように、環境土木科では、授業を通して身近な笠岡湾の環境修復を図るために様々な取組を行っています。本取組が、笠岡湾の環境修復の一助となれるように、今後も頑張りたいと思います。

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