環境土木科2年生は2月5日(水)の工場見学で、広島にある《大洲雨水貯留池》と《MAZDA ZOOM-ZOOMスタジアム広島》を見学させていただきました!
まずは大洲雨水貯留池です。この貯留地はマツダスタジアムの地下に造られていて、グラウンドの真下にある地下施設です。
施設の入り口にある、車も運べる巨大エレベーターで地下へと移動できます。
広い地下通路を通って、雨水貯留池へと向かいました。
そこで担当の方から、施設ができた経緯や、概要を教えていただきました。
大洲雨水貯留池は、都市機能が集積するJR広島駅周辺地域を対象に浸水対策事業として整備が行われています。貯水量は三つの貯水池を合わせて15,000立方メートルで、降雨時に既設下水道管の能力を超えた雨水を貯留池に一時的に溜めることで、既存の能力の約2.5倍の降雨に対応できるそうです。過去にはこの貯水池が、たったの50分で満杯になる豪雨も降ったことがあるそうです。 その溜まった雨水をゆっくりとろ過し、海や川へと流していきます。その雨水貯留池の中の1,000立方メートル分の水槽には、スタジアムの屋根とグラウンドに降った雨が集められ、ろ過処理をした後に、グラウンドへの散水やトイレ用水、さらにはせせらぎ水路(名称:雨音の小径)に再利用されています。全てが環境に配慮された構造になっていました。
その後はマツダスタジアムを見学させていただきました。
実際に選手が使っているブルペン、ロッカールーム、さらにはベンチにまで入ることができました!
ピッチャーは野球部の笠原くん!バッターはレスリング部の宮川くん!
ロッカールームには小川選手がいらっしゃいました!
グラウンドは整備中だったので立ち入り禁止でしたが、あと一歩のところまで行くことができました。
気分はプロ野球選手?
将来は彼らの中から、こんな地下施設やスタジアムを造ったり、環境に配慮した事業に携わる人材が出てくるはず!
関係者の方々、有意義な時間と貴重な体験をさせていただき、本当にありがとうございました!
◎おまけ◎
スタジアムの周辺には、市と広島カープがコラボしたかわいいマンホールがあるんです。試合を観戦しに行った時には是非探してみてください!ちなみに担任はこのマンホールのキーホルダーをおみやげに購入しました。