‘C3’ カテゴリーのアーカイブ

【環境土木科】現場見学会へ行ってきました

2019年5月29日 水曜日

本日令和元年5月29日(水)校内行事として、全学科全学年が現場・工場見学へ行きました。

環境土木科は、午前は全クラスで「倉敷立体船穂高架橋PC上部工事」、午後は2・3年生のみ「県道園井里庄線 道路改築事業」の現場見学へ行きました。

以下その様子です。

午前「倉敷立体船穂高架橋PC上部工事」

案内やご説明をくださったのは「極東興和株式会社様」「株式会社日本ピーエス様」です。

現場到着後、概要説明を聞きました

コンクリートの現地受入検査(模擬検査の様子)を拝見しました

その様子を真剣にメモしています

橋げたに上がらせていただき、コンクリート打設(流し込む作業)を見学

支承(橋脚と橋げたをつなげるゴム製の部品の一部:地震による揺れを軽減するなど)について説明を聞いたのち、その模型を熱心に観察しています

支承のある場所(高所)に上がるために、安全帯を装着します

この高さです!

(赤文字:↑この黒い部分が支承のある場所です)

PC(プレストレストコンクリート:あらかじめ負荷をかけたコンクリート)の説明をうかがった後に、その模型に乗りました。こんなに薄くてたわんでいるのに強い!壊れない!

代表がお礼の言葉を述べ、現場を後にしました

 

午後「県道園井里庄線 道路改築事業」

案内やご説明をくださったのは「広成建設株式会社様」です。

まずは現場事務所にて工事の概要を学びました

実際に見学するとこの大きさ、このスケール感!(約80名が入っています)

上には線路が通っています。

こちらも最後は代表がお礼の言葉を述べ、一日の見学会が無事終了しました

生徒は、「現場の方が優しかった。わかりやすく教えてくれた。」「やっぱ構造物を作るのってかっこええわ。」「なんで(PC模型)あんな薄いのに折れんのんじゃろ。」「(橋げたに上り)うわ、たっか(高)ー」「俺やっぱ土木の仕事に就きたいわ。」などなど口々に話している様子を見ると、やはり現場見学は生徒や私たち教員にとって、生きた学びの場であると、より強く感じました。

 

今回の現場見学におきましては、ご準備くださいました国土交通省中国地方整備局岡山国道事務所様をはじめ、極東興和株式会社様、株式会社日本ピーエス様、岡山県備中県民局井笠地域事務所様、広成建設株式会社様、西日本旅客鉄道株式会社様におかれましては、ご多忙中にもかかわらず、ご尽力くださいまして、本当にありがとうございました。またサポートしてくださっております岡山県土木部管理課様にもあわせて御礼申し上げます。

【土木改革】

【環境土木科3年】笠工テクノ工房班が打ち合わせに行きました

2019年5月27日 月曜日

本日令和元年5月27日(月)環境土木科3年生の課題研究において、笠工テクノ工房班が神島保育所様へ打ち合わせに行きました。

前回の授業では、今年度いただきました依頼の中で、自分たちで製作できるかどうか検討し、教頭先生に報告に行きました。

以下その様子です。

真剣に打ち合わせをしています。

教頭に報告し、スタートしました。

そして今日はさっそく依頼者であります神島保育所様へ、打ち合わせに行きました。

今回の依頼は「道具箱を入れる棚、(室内を区切る)仕切り」の2点です。

事前準備として、使用する材料を撮影し、それを見ていただきながら説明します。

実際に使われる部屋での打ち合わせ。

(写真がブレブレでした・・・すみません)

その後、職員室で詳細を打ち合わせました。

前回話し合いを行い、今日も打ち合わせ前に自分たちで質問事項を検討しうかがったため、とてもスムーズな打ち合わせとなりました。保育所の先生方と話すのも生徒。自分たちでできることやアイデアを伝えるのも生徒。頼もしい!

依頼者の思いと、自分たちのアイデア、そして自分たちで製作できるものを形にして、贈呈式へ向けて製作していきます。

生徒は「緊張した。」「早く作りたい。」「楽しみです。」などと、すでに前向きな様子でした。そしてブログを書いている今も、実習室で1/10模型づくりをおこなっています。

今回の納期は6月末として、いよいよ本格的に始動しました。

笠工テクノ工房を通じた地域貢献、そして郷土愛、何より社会人になるための準備として頑張っていきましょう。

【土木改革】

 

【笠工テクノ工房】環境土木科3年生課題研究が本格的に始まりました

2019年5月15日 水曜日

先日令和元年5月13日(月)、令和初の課題研究が、いよいよ本格的に始まりました。

【環境土木科3年】課題研究がスタートしました(以前の投稿)

校歌を歌い、授業規律を徹底し、安全確認を行いました。

それぞれの班の活動の様子です。

★ドローン班

笠工テクノ工房で依頼のあった件について話し合いを行った後、

ドローン測量について学び、操作訓練を行いました。

★テクノ工房

依頼文書に基づき、自分たちならどれが製作できるか検討しています。

そして打合せ用のサンプル製作をおこなっています。

★防災班

まずは前回に引き続き、校内整備の一環として実習室にコンクリートを練って

流し込んでいます。

★コンクリート甲子園

コンクリート甲子園予選突破に向けて、生徒が中心となってコンクリート配合の検討をし

コンクリートを練っています。

★道守(道路パトロール)

道路パトロールを行い、破損個所を見つけ、専用のスマートフォンで破損個所の撮影と

データ処理を行ないました。

 

どの班もさいさきの良いスタートを切りました。

生徒たちの活動が地域への貢献になることを自覚し、そしてその課題に対して

解決方法を模索しながら頑張ってほしいです。そして卒業後もそれが高校生活の

よい思い出となってほしいです。

スポーツ大会総合優勝しました。2連覇達成!

【土木改革】

【環境土木科】科集会をおこないました

2019年4月22日 月曜日

環境土木科、記事が前後してしまいましたが・・・

 

先週平成31年4月19日(金)環境土木科全生徒を対象に科集会をおこないました。

芦田科長より、今年度も昨年に続き「土木改革」「徹底」を環境土木科スローガンとし、その考えについてお話しいただきました。

なぜ改革が必要で、なぜ徹底しなければいけないのか。それはすべて今後のキャリア教育や生きる力の育成に必要だと考えるからです。それは生徒に求めるだけではありません。目まぐるしい速さで過ぎゆくこの時代に、環境土木科教員も改革していかなければいけません。そういった意味が込められています。

学校全体の取組みである「笠工授業5」も「徹底」していきます。

今年度も「自分から!前向きに!」というキーワードを中心に頑張りましょう。

3年生が扇動で校歌を合唱しました。1年生の皆さん、校歌は覚えましたか?ありがとうO君。

 

先生方から様々なお話のあった約40分間でしたが、人の話を聞く姿勢、態度についてはおおむねOK!でもやっぱり一部の人の足並みがそろいません。一人がよそを向いていれば全体が注意されます。果たしてそれで良いのでしょうか?一人が善き行いをすれば全体が褒められます。環境土木科全体が一体となり同じ方向を向いて、確実に一歩ずつ進んでいきましょう。

今年度も生徒の活躍が楽しみです。

「土木改革」

【環境土木科3年】課題研究がスタートしました

2019年4月22日 月曜日

本日平成31年4月22日(月)、環境土木科3年生の課題研究がスタートしました。

先週は全科で【第1回PBL・探究活動研究会】を開催しましたので実際のスタートは本日でした。

環境土木科では今年度も「土木改革」「徹底」をスローガンにすべての授業に取り組んでいます。

今回のスタートにあたり、担任から「課題研究は私の授業と同じように、与えられたことをするだけでなく、自分たちで課題を解決することに重点を置いています。課題解決型学習をとおして生きる力を身に付けよう。」

と最大の目的を確認してからのスタートとなりました。

 

以下今年度の課題研究の班とその様子です。

★ドローン班

★テクノ工房班

★防災班

★コンクリート甲子園班

★道守班

 

取組みタイトルは昨年度と同様ですが、内容がより充実していきます。

ちなみに本日のテクノ工房班は、実習室の壁面製作です。事務室より依頼があり、壁面にボードを貼りました。

防災班は同じ実習室の床貼りのための準備(コンクリートのハツリ作業)をおこなっています。

まずは校内の環境を整えることから始めました。

壁面完成後は事務室の先生より、「きれいな出来栄えで感動しました。ありがとうございます。」と感謝の言葉をいただきました。

どの班もよいスタートがきれています。今年もやるぜ!令和元年!

「土木改革」

 

【第1回PBL・探究活動研究会】を開催しました

2019年4月15日 月曜日

平成31年4月15日(月)、新年度が始まり3年生の課題研究を行うにあたり、標記研究会を開催しました。

高校生魅力化推進事業の一環として、「笠工テクノ工房」や「地域のお役に立てる人財の育成」を目指し、課題研究での問題発見や課題解決をどのように行っていくかを教員・生徒が一緒に研修を行い実りある勉強会になりました。

講師には、福山大学工学部の香川教授を講師にお招きし、「プロジェクト計画の立て方」のご講演を、本校指導教諭の芦田先生からは「笠岡工業高校の問題発見解決型学習KTH-PBL」を教員・生徒にわかりやすくご指導していただきました。

会の最後には、芦田指導教諭より生徒全員に課題が出ました。内容は……….。

【「だれか、なんとかしてくれや」コンクール】

はたしてどんな内容のものが提出されるか楽しみです。

 

※4月17日(水)の総合的な学習の時間は、2年生を対象に「探求の仕方」についてのご講演を予定しています。

 

【環境土木科】ドローン飛行訓練を行いました。

2019年2月19日 火曜日

3年生の学校生活も残すところわずかとなりました。

本日は、家庭学習中の環境土木科3年生2名が技術向上のために、ドローンの飛行訓練にやってきました。

建設業に就職内定をいただいているこの生徒達は、実習や課題研究で学んだドローンの操縦技術・知識をさらに高め、4月から即戦力で会社に貢献できるようにと訓練を行いました。

有線ドローンで飛行訓練

シュミレーターで飛行訓練

トイドローンで飛行訓練

体育館でDJIドローンで飛行訓練

 

ドローンの飛行訓練の方法は、シュミレーターでの訓練から有線ドローンでの訓練などさまざまあり、おかれている環境によって方法は異なります。ただ共通して言える一番大切なことは、安全に訓練を行うことです。

安全に配慮した訓練を行いましょう。

【土木改革】

【笠工テクノ工房】環境土木科3年 ウサギ小屋の二重扉を贈呈しました

2019年2月8日 金曜日

本日平成31年2月8日(金)、環境土木科3年、課題研究「笠工テクノ工房班」が製作していた、扉の開閉時にウサギが逃げ出さないようにするための二重扉が完成し、神島保育所様へ贈呈に行ってきました。(園児の皆さんの写真は許可を得て掲載させていただいております。)

以下、贈呈までの様子です。

13時から贈呈式を行なうために、11時ころに伺い、設置し始めました。

学校で製作した物を搬入し、

設置場所に杭を打つための下穴をあけます。

仮の杭を打ち込み、穴を広げ…を繰り返しましたが、この作業が非常に手間取りました。

試行錯誤を繰り返し、形が見えてきました。

そして完成しました。

メディアからの取材には・・・タジタジ^^;

5-6歳児のクラスの皆さんが、受け取ってくれました。

生徒自ら使い方と、安全についての説明をしています。

工夫した点の一つは、すべて白く塗っているので、そこへ園児の皆さんに自由に絵を描いてもらうこと。

思い思いの絵で、扉をいろどってくれました。

完成後、本校生徒と園児、担任の先生で記念写真をして終わりました。

園児の皆さんは元気に「お兄ちゃん、ありがとう。」と大きな声でお礼の言葉をくれました。

園の先生方には、「高校生がこんなに立派なものを作ってくださって、感激しています。高校生にもなると立派になられるんですね。」と、出来上がった作品だけでなく、生徒の説明の仕方や言葉遣いについてもお褒めの言葉をいただきました。

帰りの道すがら生徒と話をしていると、「めちゃ喜んでくれたなぁ。」「これでウサギも逃げんよなぁ。」「こんだけ喜んでくれると、ほんまやりがいがあるよなぁ。」などと、彼らも喜びを口々に話していました。

 

担当者として1年間を振り返ってみますと、生徒の成長をダイレクトに感じることが出来た1年でした。やったことを発表した「平成31年1月21日【環境土木科3年】課題研究発表会をおこないました」(課題研究発表会)も準備から当日の発表まで、自分たちで作り上げました。

最初は「大丈夫かなぁ…。」と心配していましたが、授業を重ねていくうちに生徒は自ら考え行動し、報告してくれるようになり、不安は安心に代わり、生徒と教員の関係を保ちつつも、いつの間にか1つのプロジェクトを推進していく「仲間」のような関係となっていました。

依頼を受ける → 自分たちで作れるかどうかを検討する → サンプルを製作する → 依頼者様にアポイントメントをとる → サンプルを用いたプレゼンテーションを行なうとともに、依頼者様の詳細な要望を受ける → 依頼品を製作し完成する → 納品日のアポイントメントをとる → 贈呈する

この一連の作業を通じて生徒は、社会の一端を垣間見ることが出来たのではないかと思います。

あと少しで高校生活を終え、夢や希望を胸に進んでいく3年生。この経験をぜひいかしてくださいね^^

【土木改革】

文末となりますが、お互いにとって嬉しい笠工テクノ工房の作品贈呈も、環境土木科ではこれで一区切りつきました。依頼をいただきましたにもかかわらず、製作不可となりました依頼者様には大変申し訳ございませんでした。

 

 

【笠工テクノ工房】環境土木科3年 パーテーションを贈呈しました

2019年1月31日 木曜日

さかのぼること2週間。平成31年1月18日(金)、環境土木科3年、課題研究「笠工テクノ工房班」が製作していた、パーテーションが完成し、西備支援学校様へ贈呈に行ってきました。

この2名の生徒が協力して完成させた背景には、こんな流れがありました。

 

サンプルを製作し、依頼者様へプレゼン。細やかな希望やサイズ等を伺いました。

簡単な図面を描いて、デザインの共有。

いざ製作!

指導者「折りたたむ方法考えた?私の考えがあるんだけど。」

生徒「あ、大丈夫です。自分たちで考えてます。」

指導者「そうか、それでいこう!」

結果…

この足のアイデアが素晴らしい☆

自分たちで考えて作った作品なので、使用方法やポイントの説明もバッチリでした。

昔、「若い力で。」とか「若い発想で。」とか言われていた頃、(若い発想って・・・?若さって関係あるの?)って思っていた自分がいました。

今こうして高校生に対峙していると、「やはり高校生の発想ってすごいなぁー。」と、素直に感心しています。私が思っている以上に生徒は着実に確実に成長し、きたるべき社会へ向けて歩んでいっているのだと感じさせられました。

【土木改革】

ちなみにこの生徒、木工用道具をしまう器具をさくさくっと作ってくれました。見た目も使い勝手もバッチリ!ありがとう、あっぱれ☆

【笠工テクノ工房】環境土木科3年 校内女子トイレ物置台を設置しました

2019年1月31日 木曜日

本日平成31年1月31日(木)、環境土木科3年、課題研究「笠工テクノ工房班」が製作していた、女子トイレの物置台が完成し、設置しました。

真ん中に移っている彼が中心となり、ほぼ一人で製作しました。

この木の組み方、難しかったようですが、コツコツとノミと金づちで彫り込みました。

 

今まではこう。

今日からはこう。

代表して、生徒会長に受け取ってもらいました。

様子を見に来てくださった先生に、工夫した木の組み方を説明しています。

 

「もっと簡単な方法もあるんじゃない?」と問うと、

「いや、こっちの方が見栄えがいいんで。こうやりたいんです。」との返答。

指導者としてこんなに嬉しい返答はありません。

作らされたのではなく、自分でこだわりを持って作ったこの作品。彼の作った物置台は、今後笠工で末永く利用されることになるでしょう。

笠工テクノ工房では、依頼を受けて要望の品を製作します。その中で技術を身に付けるだけでなく、その過程や、完成後贈呈することで得られるもの多々あり、それが高校生を成長させていくのだと強く感じました。

【土木改革】

ちなみに彼はこの1年で、廃材を利用した1.8m×0.9m×高さ0.8mの作業台と、直径90㎝の円形板を用いたハイテーブル(生徒の荷物置き用)も製作してくれました。実習室が充実しました。ありがとう。「あっぱれ!」