令和元年7月1日、環境土木科3年課題研究の授業にて、笠工テクノ工房班が神島保育所様の依頼品を贈呈に伺いました。
(園児の皆さんの写真は許可を得て掲載させていただいております。)

以下、その様子です。

先日学校で組み立てた依頼品をいったんばらして持っていきました。さて、どう組み立て直すか…。
自分達で書いた図面を見ながらやっています。

お昼寝が終わった園児も見に来てくれて…

そして生徒(C3三田君)の説明で、一緒に作ります。園児も楽しそうでした。

だいたい完成しました。三宅君が次の作業を考えながら…考えています^^
2台組み立てたのですが、生徒間での意思の疎通がうまくできず、1台は途中でやり直すことになりました。
失敗はしょうがない。でも3人でしゃべって話して共通理解しながら進めていこう。

贈呈式の始まりです。

使い方や、工夫したポイントを説明しています。
安藤君が考えたアイデアは先生方から驚きの声が上がりました。
(棚が外れ、長いものも入る。板が外れない工夫、移動しやすい工夫など)

実際にお道具箱や鍵盤ハーモニカを入れています。

「お兄ちゃん、ありがとうございます。」
元気なお礼の言葉を頂きました。


今回贈呈したのは、このホールを仕切ることができ、なおかつ収納もできる棚です。
元々の依頼はそれぞれ別々のものでしたが、生徒がそのご意向をもとに考え、プレゼンしました(【環境土木科3年】笠工テクノ工房班が打ち合わせに行きました)。
この度の贈呈までの流れは以下のように行いました。
①昨年度末までに依頼品を募集する(全科まとめて)
②今年度の最初に、自分たちで取り組めるものを検討、決定する
③制作させていただく旨を依頼者様に連絡する
④サンプル(模型)を作り、依頼者様にアポイントメントをとり、伺い打ち合わせ
(サイズやその他詳細、贈呈式の日(納期)などの確認、決定)
⑤工程表の作成と依頼品の製作
工程表に基づき製作するが、予定工程より実績が遅い場合は具体的なフォローアップを検討し実施する
今回は製作が遅れたため、具体的なフォローアップを、
Ⅰ:時間的なもの・・・放課後に残って製作
Ⅱ:人員的なもの・・・先生に手助けをお願いする
⑥途中経過報告
⑦贈呈
生徒は、園児や先生方の感動やお礼の言葉にとても喜んでいました。
苦労したこともありましたが、達成感や自己肯定感が養われている様子が手に取るように感じることができました。
笠工テクノ工房班の取り組みはまだまだ続きます。今後とも地域のお役に立てる活動をとおして、様々なスキルを
身に付けていってほしいと思います。
「土木改革」