‘笠工テクノ工房’ カテゴリーのアーカイブ

【環境土木科】ドローン技術講習会を行いました。

2019年10月30日 水曜日

 令和元年10月28日、株式会社小田組様の協力を得、課題研究ドローン測量班を対象に技術講習会を開催していただきました。この講習会のテーマは

「点群データから3Dマップへ~i-constructionの可能性~」

です。講習会の目標は、ドローン操作と測量方法を学習している生徒が、3D点群データ処理を行うことにより、「i-construction」に関心を持ち、業界の変化に対応できる新たな担い手になることです。

点群データの編集
TREND-PONITを使って横断面を確認しています

ドローン実習では学んでいますが、再確認です「i-construction」とは?それぞれがワークシートに自らの考えを記入し、発表しました。

その後、実際の建設現場のICT化の例を紹介していただき、実際の現場をドローンで測量したデータを用いて点群データと3Dマップの作製作業を行い、最後に、ドローンの活用法は他にないかをグループワークを行い意見を出し合った後、班ごとに発表を行いました。

生徒から出た意見が、「調査」「施工」「検査」「施工管理」「営業」に使用できることを説明いただき、ICTの可能性に触れることが出来ました。

この講習会で生徒が実習・話し合いなど活動を行うことでi-constructionに関心を持つことができ、この講習会の目的でもある業界の変化に対応できる新たな担い手の第一歩を踏み出したのではないでしょうか。

すばらしい内容の講習会を計画してくださった株式会社小田組の講師の皆様にお礼を申し上げます。

【土木改革】

環境土木科 笠工テクノ工房【白石島アマモ場のドローン面積計測】及び【笠岡市沖アマモ場を再生させよう海と日本PROJECT in岡山 アマモ場再生活動(種まき)ボランティア】に参加しました。

2019年10月21日 月曜日

令和元年10月19日(土)早朝より、笠工テクノ工房で依頼されている、ドローンを活用したアマモ場の面積計測、アマモ場再生活動(種まき)のボランティアに、環境土木科3年生ドローン課題研究班5名が参加しました。       

天野産業株式会社様のご協力を得、船を出していただき、まずは白石島でアマモ場のドローン撮影を行いました。潮位は中潮の時間を確認しており、生徒が事前にドローン自動飛行ミッションソフトを用いて、ドローンの自動飛行、撮影ルートやカメラの設定をしております。

ドローン撮影の協力依頼
ドローン自動飛行ソフトでの設定
自動飛行設定画面
笠岡諸島で二番目に大きい白石島
夏は海水浴客で賑わいます
約一時間撮影を行いました

白石島での撮影を終え、神島へアマモの種選別作業に向かいました。神島では漁業者、おかやまコープ組合員、小学生、行政、そして本校生徒を含め約70名が参加し、約10㎏のアマモの種を取ることが出来ました。以下その時の様子をご覧ください。

種を取った後、再び白石島まで行き、種を蒔きました。

海のゆりかごと言われ、多くの生き物が命を育むアマモですが、笠岡市は地元漁師らと協力し、アマモ場再生活動に取組んでいます。

今回種を蒔いたことで、来年はどれくらいのアマモ場が広がっているかをドローンを活用し面積を計測していこうと考えています。

地域のお役に立てる人財の育成を!

【土木改革】

環境土木科【課題研究 テクノ工房班 依頼主来校】

2019年10月18日 金曜日

昨日令和元年10月17日(木)笠工テクノ工房で依頼をくださった富岡保育園副園長村上先生が来校され、生徒の活動の様子を見学されました。

以下その様子です。

進捗状況や設計図など、すべてにおいて生徒自身が説明しました。(写真1,2枚目)

その後、テクノ工房班以外の、ドローン班、コンクリート甲子園班、防災班の授業風景も見学されました。ドローン班と防災班も生徒が説明してくれたのですが、隣で聞いていた私も素直に「すごいな!」と感じました。

村上先生は生徒の姿に大変感激してくださいました。また、生徒自身が考え活動するような授業を展開していることについても非常に驚かれていたと同時に、現在の工業高校の活動内容についても感動しておられたことがとても嬉しく感じました。

3年生が課題研究に携われる時間もだんだん少なくなってきています。残された時間でどれだけできるかも大切なんですが、何を身に付け高校を巣立っていくかも大切なことだと考えています。

生徒の皆さん、大きく羽ばたいてください。

土木改革

環境土木科【課題研究 テクノ工房班 贈呈式】

2019年7月2日 火曜日

令和元年7月1日、環境土木科3年課題研究の授業にて、笠工テクノ工房班が神島保育所様の依頼品を贈呈に伺いました。

(園児の皆さんの写真は許可を得て掲載させていただいております。)

以下、その様子です。

先日学校で組み立てた依頼品をいったんばらして持っていきました。さて、どう組み立て直すか…。

自分達で書いた図面を見ながらやっています。

お昼寝が終わった園児も見に来てくれて…

そして生徒(C3三田君)の説明で、一緒に作ります。園児も楽しそうでした。

だいたい完成しました。三宅君が次の作業を考えながら…考えています^^

2台組み立てたのですが、生徒間での意思の疎通がうまくできず、1台は途中でやり直すことになりました。

失敗はしょうがない。でも3人でしゃべって話して共通理解しながら進めていこう。

贈呈式の始まりです。

使い方や、工夫したポイントを説明しています。

安藤君が考えたアイデアは先生方から驚きの声が上がりました。

(棚が外れ、長いものも入る。板が外れない工夫、移動しやすい工夫など)

実際にお道具箱や鍵盤ハーモニカを入れています。

「お兄ちゃん、ありがとうございます。」

元気なお礼の言葉を頂きました。

今回贈呈したのは、このホールを仕切ることができ、なおかつ収納もできる棚です。

元々の依頼はそれぞれ別々のものでしたが、生徒がそのご意向をもとに考え、プレゼンしました(【環境土木科3年】笠工テクノ工房班が打ち合わせに行きました)。

この度の贈呈までの流れは以下のように行いました。

 

①昨年度末までに依頼品を募集する(全科まとめて)

②今年度の最初に、自分たちで取り組めるものを検討、決定する

③制作させていただく旨を依頼者様に連絡する

④サンプル(模型)を作り、依頼者様にアポイントメントをとり、伺い打ち合わせ

(サイズやその他詳細、贈呈式の日(納期)などの確認、決定)

⑤工程表の作成と依頼品の製作

工程表に基づき製作するが、予定工程より実績が遅い場合は具体的なフォローアップを検討し実施する

今回は製作が遅れたため、具体的なフォローアップを、

Ⅰ:時間的なもの・・・放課後に残って製作

Ⅱ:人員的なもの・・・先生に手助けをお願いする

⑥途中経過報告

⑦贈呈

 

生徒は、園児や先生方の感動やお礼の言葉にとても喜んでいました。

苦労したこともありましたが、達成感や自己肯定感が養われている様子が手に取るように感じることができました。

 

笠工テクノ工房班の取り組みはまだまだ続きます。今後とも地域のお役に立てる活動をとおして、様々なスキルを

身に付けていってほしいと思います。

「土木改革」

環境土木科【課題研究 ドローン班 その1】

2019年6月10日 月曜日

ドローン班は、笠工テクノ工房において笠岡市役所から2つのご依頼をいただきました。

・ドローン測量による起伏状態の計測(道の駅ベイファームの景観作物畑)

景観作物の生育に影響している畑の起伏を把握することを目指します。

笠岡市役所 産業部 商工観光課 様のご依頼

・ドローン測量によるアマモ生息範囲計測(神島、高島、白石島)

平成28年度より実施されている「アマモ場再生活動」により広がったアマモ場の面積を計測することを目指します。

笠岡市役所 産業部 農政水産課 様のご依頼

 

 

本日は、笠岡市役所において初回打合せを実施しました。

何を話せばいいのか?何を聞けたらいいのか?

事前に生徒はあれこれと考えていました。

 

打ち合わせの様子です。

授業では見たことがないくらい真剣な表情が印象的でした。

 

打合せには天野産業株式会社様にもご出席いただきました。

昨年度に引き続き今年度も天野産業株式会社様ご協力のもと、ドローン測量を実施させていただきます。

 

打ち合わせ終了後は、本校が所有するドローンの紹介を行いました。

 

「ドローンを飛ばしたい!!!」

というご要望にお応えして、ドローン実習で練習に使用しているトイドローンを操作していただきました。

生徒が操作方法を説明しています。

 

 

今後の予定

まずは、実際に測量する場所でドローンを飛行させるためにドローンの練習を積み重ね、国土交通省より無人航空機の飛行に係る許可・承認を得ることを目指します。

【課題研究 ドローン班 その2】につづきます。

【土木改革】

環境土木科【道路パトロール 発足式】

2019年6月3日 月曜日

6月3日、本校で道路パトロール隊の発足式を行いました。

道路パトロール隊は昨年より始まり今年度で2年目となります。

昨年度に引き続き、

国土交通省 岡山国道事務所 玉島維持出張所 様

日本道路 株式会社 様

株式会社 富士通交通・道路データサービス 様に

ご支援、ご指導をいただきながら行っています。

 

事前学習会の様子です

 

 

・道路点検のポイント

・昨年度の事例など

道路パトロールに必要な講義をしていただき

今年度も、日本道路様より道路パトロール隊の

キャップとベストをいただきました。

 

来週は、合同パトロールということで

2週続けてお時間を作っていただき

実際に、国道2号線でパトロールを行います。

 

事故・怪我が無いよう安全第一で

1年間頑張っていきます!

ご安全に!

 

【土木改革】

【環境土木科3年】笠工テクノ工房班が打ち合わせに行きました

2019年5月27日 月曜日

本日令和元年5月27日(月)環境土木科3年生の課題研究において、笠工テクノ工房班が神島保育所様へ打ち合わせに行きました。

前回の授業では、今年度いただきました依頼の中で、自分たちで製作できるかどうか検討し、教頭先生に報告に行きました。

以下その様子です。

真剣に打ち合わせをしています。

教頭に報告し、スタートしました。

そして今日はさっそく依頼者であります神島保育所様へ、打ち合わせに行きました。

今回の依頼は「道具箱を入れる棚、(室内を区切る)仕切り」の2点です。

事前準備として、使用する材料を撮影し、それを見ていただきながら説明します。

実際に使われる部屋での打ち合わせ。

(写真がブレブレでした・・・すみません)

その後、職員室で詳細を打ち合わせました。

前回話し合いを行い、今日も打ち合わせ前に自分たちで質問事項を検討しうかがったため、とてもスムーズな打ち合わせとなりました。保育所の先生方と話すのも生徒。自分たちでできることやアイデアを伝えるのも生徒。頼もしい!

依頼者の思いと、自分たちのアイデア、そして自分たちで製作できるものを形にして、贈呈式へ向けて製作していきます。

生徒は「緊張した。」「早く作りたい。」「楽しみです。」などと、すでに前向きな様子でした。そしてブログを書いている今も、実習室で1/10模型づくりをおこなっています。

今回の納期は6月末として、いよいよ本格的に始動しました。

笠工テクノ工房を通じた地域貢献、そして郷土愛、何より社会人になるための準備として頑張っていきましょう。

【土木改革】

 

【笠工テクノ工房】環境土木科3年生課題研究が本格的に始まりました

2019年5月15日 水曜日

先日令和元年5月13日(月)、令和初の課題研究が、いよいよ本格的に始まりました。

【環境土木科3年】課題研究がスタートしました(以前の投稿)

校歌を歌い、授業規律を徹底し、安全確認を行いました。

それぞれの班の活動の様子です。

★ドローン班

笠工テクノ工房で依頼のあった件について話し合いを行った後、

ドローン測量について学び、操作訓練を行いました。

★テクノ工房

依頼文書に基づき、自分たちならどれが製作できるか検討しています。

そして打合せ用のサンプル製作をおこなっています。

★防災班

まずは前回に引き続き、校内整備の一環として実習室にコンクリートを練って

流し込んでいます。

★コンクリート甲子園

コンクリート甲子園予選突破に向けて、生徒が中心となってコンクリート配合の検討をし

コンクリートを練っています。

★道守(道路パトロール)

道路パトロールを行い、破損個所を見つけ、専用のスマートフォンで破損個所の撮影と

データ処理を行ないました。

 

どの班もさいさきの良いスタートを切りました。

生徒たちの活動が地域への貢献になることを自覚し、そしてその課題に対して

解決方法を模索しながら頑張ってほしいです。そして卒業後もそれが高校生活の

よい思い出となってほしいです。

スポーツ大会総合優勝しました。2連覇達成!

【土木改革】

【環境土木科3年】課題研究がスタートしました

2019年4月22日 月曜日

本日平成31年4月22日(月)、環境土木科3年生の課題研究がスタートしました。

先週は全科で【第1回PBL・探究活動研究会】を開催しましたので実際のスタートは本日でした。

環境土木科では今年度も「土木改革」「徹底」をスローガンにすべての授業に取り組んでいます。

今回のスタートにあたり、担任から「課題研究は私の授業と同じように、与えられたことをするだけでなく、自分たちで課題を解決することに重点を置いています。課題解決型学習をとおして生きる力を身に付けよう。」

と最大の目的を確認してからのスタートとなりました。

 

以下今年度の課題研究の班とその様子です。

★ドローン班

★テクノ工房班

★防災班

★コンクリート甲子園班

★道守班

 

取組みタイトルは昨年度と同様ですが、内容がより充実していきます。

ちなみに本日のテクノ工房班は、実習室の壁面製作です。事務室より依頼があり、壁面にボードを貼りました。

防災班は同じ実習室の床貼りのための準備(コンクリートのハツリ作業)をおこなっています。

まずは校内の環境を整えることから始めました。

壁面完成後は事務室の先生より、「きれいな出来栄えで感動しました。ありがとうございます。」と感謝の言葉をいただきました。

どの班もよいスタートがきれています。今年もやるぜ!令和元年!

「土木改革」

 

【第1回PBL・探究活動研究会】を開催しました

2019年4月15日 月曜日

平成31年4月15日(月)、新年度が始まり3年生の課題研究を行うにあたり、標記研究会を開催しました。

高校生魅力化推進事業の一環として、「笠工テクノ工房」や「地域のお役に立てる人財の育成」を目指し、課題研究での問題発見や課題解決をどのように行っていくかを教員・生徒が一緒に研修を行い実りある勉強会になりました。

講師には、福山大学工学部の香川教授を講師にお招きし、「プロジェクト計画の立て方」のご講演を、本校指導教諭の芦田先生からは「笠岡工業高校の問題発見解決型学習KTH-PBL」を教員・生徒にわかりやすくご指導していただきました。

会の最後には、芦田指導教諭より生徒全員に課題が出ました。内容は……….。

【「だれか、なんとかしてくれや」コンクール】

はたしてどんな内容のものが提出されるか楽しみです。

 

※4月17日(水)の総合的な学習の時間は、2年生を対象に「探求の仕方」についてのご講演を予定しています。