過日7月2日(木)15:30〜 於 会議室
令和8年度の人権教育・教育相談 教職員研修を行いました。

求人票受付2日目ということもあり、進路課の先生方などはやむを得ず不参加となりました。
■テーマ「自殺予防研修 生徒のSOSの受け止め」
■講師の先生
髙橋聡美先生(医学博士)
前防衛医科大学校 精神看護学 教授、
BPO(放送倫理・番組向上機構)青少年委員 等々

髙橋先生は、NHK総合「クローズアップ現代」や、NHK Eテレ「おとなりさんはなやんでる」等、
数多くのTV番組にご出演なさっておられるとのことでした。
研修した主な内容は次の通りです。
【子供の自殺の現状】
・4年連続で500人を超えていて、昨年の児童生徒の自殺数は過去最悪。
・子供の自殺だけ増えている(大人の自殺は減っている)。
・遺書が残っておらず理由がわからない。半数以上が原因不明。誰にもSOSを出さずに亡くなっているケースが多い。
・若者の死因で「自殺」が1位なのは、G7では日本だけ。しかも自殺率が最も高い。
アメリカ9.9%、
カナダ7.4%、
イギリス5.9%、
ドイツ4.0%、
フランス3.8%、
イタリア3.4%、
日本12.2%
・子供の自殺ではないが、日本の学校の先生も病休による休職者が7000人超。
【自殺対策の現状】
・担当省庁である「こども家庭庁」が、高々500数十名の自殺原因を把握していないので、闇雲な対策になっている。
・警察は、「自殺」か「他殺」か「事故」かが判明すれば良い。
【困りごとを聴くコミュニケーションスキル・・・受容と傾聴】
①オウム返し
②詳しく尋ねる
例:「時々、死にたい気分になる」
→「時々、死にたい気分になるんだ」(オウム返し)、
「どんな時にそう感じるの?」(詳しく尋ねる)
【受容とは、自殺を肯定するのではない】
・死にたい気持ちがあることは受け入れる。
・死にたい気持ちがあるあなたごと、受け入れる。
・でも、生きていて欲しい、だから一緒に考える。
【希死念慮があるかも知れないと思われるとき】
「TALKの原則」
・言葉に出して心配していることを伝える(Tell)
・「死にたい」気持ちについて率直に尋ねる(Ask)
・相手の気持ちを傾聴する(Risten)
・安全確保する(Keep safe)
このほかにも、「基本的自尊環状の育み方」「安全安心な他者とは」等々、大変有意義な多くの学びを、髙橋先生から教えていただきました。
