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【弓道部】遠的大会結果

2017年5月1日 月曜日

4月29日(土)、玉野弓道場にて遠的大会に参加しました。

遠的とは、近的にならぶ弓道の競技種目で、近的が38メートルから36センチの的を狙うのに対し、遠的は60メートル先から100センチの的を狙い放ちます。距離が遠いので、狙う角度を少し上向きにします。

参加者は前川くん、三浦くん、中島くん、神保くん、佐藤くん、谷井くん、廣瀨くんです。

 

開会式の様子。遠的大会の参加は近的大会と比べて少ないですが、強豪校ぞろいです。

今回はあんまり写真がないです、そして遠くからなので鮮明ではないですね(-_-;)

結果は男子Aチーム(中島、三浦、廣瀨)が24射10中、三浦くんが8射5中でした。個人も団体もあと一本で3位入賞の可能性もあったのですが、惜しいことです。しかし初参加にしてはよくあてたほうでしょう。

試合中、チームの声援もおおきな声でまとまっていました。また相互にゴム弓を見合うなどチームで戦おう、みんなで勝とうという気持ちを私は見て取れました。チームワークができるようになってきた。

弓道は団体戦です。自分だけ的中を出すだけでは勝てません。いかにして部員の心をまとめて勝つために気持ちを一緒にするかが勝負のカギです。この試合のみなさんの様子を見ていると、着実に笠工弓道部はチーム力を向上しつつあります。「チーム笠工」まであともうちょっと。

他校の生徒が我々のチームの応援をしてくれたことに対して、前川くんは「自分たちも応援してくれたチームを応援したい」と言ってくれました。

 

素晴らしい。

ありがたい、という気持ちをもてることは立派なことです。そしてそれに対して何かしてあげたいと思う気持ちは大切なことです。3年生からそのような言葉が聞けることができ私はうれしいです。

 

弓道の試合は敵はいません。あえて言うなら敵は己自身です。的は自分の心です。欲が出すぎると外します。

距離も的の大きさも弓も変わりません。変わるのは自分自身です。

 

みんな試合で自分に勝てるかどうかを試しに来ています。だから他校は敵ではない。

むしろ同じ修行にはげむ同志です。

学校関係なく、頑張っている人にエールを送り、的中を喜ぶ。これが的中よりも大切なことだと思います。

 

これができるようになると弓引きとしてもっと成長します。

 

人の的中を喜べ!成功を一緒に喜べる人になれ!!

 

入賞という結果を残すことはできませんでしたが、笠工弓道部のチーム力の高まり、そして個人の成長を感じさせてくれた試合となりました。

 

 

文責 島