‘教務課’ カテゴリーのアーカイブ

工業高校は「ものの解体」も得意です!

2023年7月28日 金曜日

大半の工業高校では「ものづくり」「資格取得」「部活動」を三大教育活動に定め,中でも「ものづくり」は一丁目一番地です。

ですから,工業高校の先生方はものづくりが得意です。

ものづくりが得意=ものの解体も得意(再利用が得意)ということでもあります。

令和4年度末をもって87年の歴史に幕を下ろした井原高校南校地(旧 精研高校)のHRで使用されていたプロジェクターなどを譲り受けるために,7月26日(水)に電子機械科の先生を中心に訪問してきました。

井原高校南校地の事務部長から「どこの業者が来とんかと思った」と冗談を飛ばされました。

教室用プロジェクタの解体に関しては,プロジェクタ本体はもちろんのこと

・壁掛け取付金具

・各種ケーブルや各種端子

・大画面スクリーン

・インターフェースボックス(スイッチャー)

等々をすべてをキレイに解体し,笠工にいただいて帰りました。

いただきましたプロジェクタをこのあと点検してみて動作が良好であれば,本校の選択教室のプロジェクタ(投写映像が不鮮明で見えにくくなっているもの)と交換する予定です。

工業高校の教育の中には,日本古来からの伝統的価値観「もったいない」「ものを大切にする」がしっかり根付いて生きています。

県測量大会 平板測量の部 準優勝&第3位

2023年7月27日 木曜日
いつものように共通科職員室のホワイトボードに入賞者を紹介し,環境土木科と生徒たちの栄誉を称えました。

7月21日(金)に本校を会場にして

「第23回高校生ものづくりコンテスト岡山県大会(測量部門)」「第59回岡山県測量競技会」が開催されました。

本校の佐々木校長先生が開会の挨拶をなさっておられるところ。

本大会の平板測量の部において,笠工1年生の2チームが2位と3位に入賞しました。

この偉業(=本校の1年生チームが他校の2,3年生チームをおさえて,2位と3位に入賞を果たしたこと)を,本校環境土木科長の大西先生に尋ねてみたところ,

・土木研究部の1年生がこの1学期間によく努力をしたこと

・(その1年生たちを指導した)稲本先生の指導力が素晴らしい

とのことでした。

平板測量をしているところ。
同様に、平板測量をしているところ。
測量ポールを両手で持ち,身体の中央になるように立てています。酷暑の中でも基本が徹底されています。
測量した結果を計算しているところ。
同様に,測量結果に基づいて計算しているところ。

入賞した1年生の2チームは,8月8日(火)に島根県立松江工業高校で開催される中国大会への出場権を獲得しました。

閉会式後の記念撮影の様子。

中国大会でも是非とも上位入賞できるように,今大会の総括も含めて,2週間足らずの期間をしっかり準備して臨んで欲しいと思います。

新吉中2年生来校

2023年7月26日 水曜日

本日13時に,笠岡市立新吉中学校の2年生4名(男子2名・女子2名)が来校しました。

新吉中学校2年生は「総合的な学習の時間」(※以下,「総学」)で「調べ学習」をしていて,この4名はその「総学・調べ学習」で

・「職業に就くまでの道のり」というテーマを設定し,

・その道のりの中の1つである「高校」

を直接訪問して,高校の先生から聞き取り調査を行い,それらをまとめて,10月に発表するとのことでした。

本日の午前中には「笠岡高校」と「笠岡商業高校」を訪問していて,本校が3校目でした。

中学生側からは

・笠工の各専門科では将来の職業のためにどのような資格が取れるのか。

・笠工では将来のためにどのような学習をしているのか。

等々の質問を受けました。

笠工の特徴や専門科の具体的な取り組みなどを,画像や動画を使って説明しているところ。
中学生からの質問に対して,学校案内「テクノロマン」を使って応えているところ。

中学生側からは

・本校の学校案内「テクノロマン」がとても分かりやすい。

・電子機械科のゼロハンカーが格好いい。

などの感想があったほか,

閉会の際に,応接室横のショーケースの中の

・ゼロハンカー全国大会で令和1年度全国優勝,令和2年度準優勝

・ソーラーカー全国大会の前回大会で,1位・2位・3位を独占して完全制覇

を紹介したところ,驚愕し衝撃を受けていました。

秋のオープンスクール「じゃったら笠工」

2023年7月25日 火曜日

本日,秋のオープンスクールのチラシが完成しました。

7月15日(土)に実施した夏のオープンスクールのチラシから大転換しました。

コンセプトは

1 印象に残る見出し(キャッチコピー)や配色

2 笠工の強み(実績)や特徴(魅力)のアピール

「ぼっけぇ笠工」「でぇれぇ笠工」など,見出し(キャッチコピー)の候補は幾つもありました。

中には「見 Techno 笠工」(見てくの 笠工)という非常にハイレベル案(笠工テクノ工房との掛けことば)を出してくださった先生もおられましたが,最終的には

就職するん「じゃったら笠工」

公務員になりたいん「じゃったら笠工」

進学したいん「じゃったら笠工」

部活動を頑張りたいん「じゃったら笠工」

勉強、それ以上にものづくりがすき「じゃったら笠工」

アットホームな雰囲気がいいん「じゃったら笠工」

等々,皆さんのあらゆる状況に対応している本校の強みや特徴を表現でき,岡山弁のインパクトもあるので,このキャッチコピーに決まりました。

HP上からの申込は8月29日(火)を予定しています。

秋のオープンスクールでも,多くの生徒の皆さんや保護者の方々とお会いできるのを心待ちにしています。

テニス部の活動報告

2023年7月24日 月曜日

7月22日(土)午前練習を行いました。

テニス部では週末の練習はAチームとBチームに分かれての二分練習を行っています。

この日もBチームは学校で第二顧問が指導に当たりました。

■練習するに当たっては

・帽子を必ずかぶること。

・体調が悪くなる前に自らの判断で休むこと。

・第一顧問の先生からAチームに選んでもらえるように意地を持って頑張ること。

・大目標(夢浪漫)・中目標(1年後)・小目標(1ヶ月後)を持つこと。

・「上達は模倣から始まる」のでウィンブルドン大会などを観ること。

・「テニスは夏のスポーツ」「テニスは辛抱のスポーツ」である。「暑い」とか「ダリィ」とか「無理」などのマイナス発言(消極的発言,自分をダメにする発言)はしてはいけないこと。

・「はい」と返事をするときは頷(うなづ)きながらすること。 等々。

■理論指導としては

・テニスは,サッカーやハンドボールやバスケットボールは違って,ゴールを狙う(得点を取る)競技ではない。

・サーブの枠に2回以内に入れる競技である。(実質的には1回目で入れないと勝てない。)

・シングルの枠,ダブルスの枠に辛抱強く入れる競技である。(相手プレーヤーよりも1球余分に返球しないと勝てない。)

・Bチームメンバーの試合中のミスのほぼ全てが1往復以内に発生している。

・にもかかわらず,強いボールを打とうしたり,厳しいコースに打とうとしたりしている。等々

■技術指導としては

・コースの狙い方

・ラケットを引くタイミング

・フォアハンドのヒッチ

・打球時のボールの持ち方

・フットワーク(軸足の設定と軸足の移動)

などを改善するために,2種類のトス打ちを行いました。

打球時に,肘が右脇腹の辺りに位置していて,ヒッチがうまくいっておらず,打点が後ろになって,詰まっている。
軸足が右足に移動していて,打点が右足の前辺りにあり,ハックハンドのフォームとしてはまずまずである。

各科選定図書

2023年7月21日 金曜日

1学期に各教科の先生方が選定した図書がこのたび入荷し,司書の先生がその図書を掲示板に紹介してくださっていました。

それぞれの専門の先生が一生懸命に選定してくださったので,笠工生の皆さんは是非この夏季休業中に1冊は読んでみてはいかがでしょうか。

ちなみに,地理歴史科の選定図書に関連して。

大東亜戦争後の極東国際軍事法廷(=東京裁判)でA級戦犯とされた東條英機元首相は,その宣誓供述書で「断じて日本は侵略戦争をしたのではない。自衛戦争をしたのである。」と述べ,

東京裁判で裁判官を務められたラダビノード・パール判事は「日本の戦争は自衛の戦争であり,アジア開放の戦争であった。日本の戦争は侵略戦争ではない。」と判決文を書き,

東條英機元首相を裁判にかけたGHQ最高司令官ダグラス・マッカーサーは,1946年5月3日アメリカ上院軍事外交合同委員会で “Their purpose, therefore, in going to war was largely dictated by security.” (=したがって日本人が戦争に進んでいった動機は,大部分が安全保障の必要に迫られてのことだった)と証言した。

すなわち,原告と,被告と,裁判官の3人すべてが「侵略戦争ではない」と言っています。(3種類の物証が残っています)。

このように,教科書には記載されていない内容もありますので,社会事象を多面的多角的に判断する力を身に付けるためにも,一度読んでみられてはいかがでしょうか。

高校選びのポイント2つ

2023年7月20日 木曜日

7月15日(土)夏季オープンスクールの開会挨拶で,校長先生が「高校選びのポイント」として2つ挙げられ,それに関連した本校の強み(特徴)を紹介なさいました。

1つ目は,その高校の生徒が学校生活をいきいきと過ごしているか,きちんとした学校生活を送っているか,ということです。

2つ目は,将来幸せな生活・人生を送るために,皆さんが持っている資質を伸ばしてくれる環境や設備がその学校にあるか,ということです。私どもの笠岡工業はこの点でもとても優れていると言えます。

笠岡工業高校は1学年3クラスの小規模校にもかかわらず,先生の人数がとても多いので,皆さん1人1人を大切にきめ細やかな指導ができる体制にあります。

このあと専門科の見学や体験をしてもらいますが,県下でも最新鋭の工作機械や制御装置,そして全国大会で優秀な成績を残しているソーラーカーや溶接,県下でも本校だけが行っているドローン実習を体験していただいて,皆さんの将来の進路選択のお役に立てればと思っています。

最新鋭のマシニングセンタ(MAZAK 5軸)近隣工業高校では本校のみが導入。
最新鋭の5軸マシニングセンタで製作した作品。立方体の中に立方体。
最新鋭の5軸マシニングセンタで製作したスピーカー。
環境土木科3年生の生徒が大型ドローンについて,中学生や保護者の方に説明している様子。

親の意見と茄子の花は千に一つの無駄もない!

2023年7月19日 水曜日

校長先生の終業式のお話(式辞)のあと,各課長の先生方からのお話がありました。4人の先生方のお話を独断抜粋してご紹介します。

1 教務課長のお話

*紙袋から「茄子の花」(淡紫色)の写真を見せていただきました。

終業式の皆さんの態度を見ていると,話を聞く(身体的)姿勢が素晴らしいです。校長先生の話をきちんと聞こうとする姿勢(誠実な心)が伝わってきました。良いところを伸ばしていきましょう。

テスト勉強は10分でできる人も居れば,20分かかる人も,30分かかる人も居ます。早くできる人を気にせずにじっくりと時間をかけてやりましょう。

「親の意見と茄子の花は千に一つの無駄もない」

茄子(なすび)の花は咲けば必ず実を付けるように,親や先生が子供や生徒を思って忠告することは必ず役に立つから,しっかり受け止めて生かしてほしい。

また,ものづくりは一人前になるまでは言われたことができないと,良いものが作れない。

2 生徒課長のお話

夏休みは生活リズムを崩さずに生活してください。

1学期には遅刻が非常に多かったです。寝坊,忘れ物,乗り遅れなど,理由はいろいろあるとは思いますが,社会に出たときに遅刻が度重なると会社をクビになります。

正しく判断して,正しく行動できるようになってください。

3 進路課長のお話

1〜2年生は夏休みは情報収集に励んでください。3年生も願書や履歴書の作成には情報収集が必要です。

今年の求人票を笠工ポータルに入れているので活用してください。

8月18日(金)13:30〜15:30に笠岡市民会館多目的ルームで進学座談会があります。1〜2年生の進学希望者はぜひ参加するようにしてください。

4 人権教育相談室長のお話

楽しい夏休みですが,家族や友人関係でつらい事があるかも知れない。そのときは,友人や先生など周りの人に必ず相談してください。

笠工にはカウンセラーの先生やソーシャルワーカーの先生も来校されています。

困っているときは「SOS」を必ず発信するようにしてください。

野球部の応援をありがとうございました!

2023年7月18日 火曜日

昨日は猛暑の中をマスカットスタジアムまで足を運んでいただきまして,笠工野球部を応援してくださいまして誠にありがとうございました。

結果は0−7の7回コールドでしたが,中盤までは4人の継投や,得点圏に二度進めるなど,強豪倉商を相手に粘り強い接戦ができていたと思いますし,

3塁側アルプススタンドでの控え選手・保護者・教職員・笠工生・OBOGなどの笠工愛が一丸となった応援声援が非常に素晴らしく,感動的でした。

現チームは昨年秋の大会27年ぶりの県ベスト16,本年夏の大会10年ぶりの県ベスト16を達成しましたので,新チームは新たな足跡を残せるように,監督・コーチの指導にしっかり従い,日々笠工生活と練習を文武不岐・事上磨練してほしいと願っています。

野球部の応援に行こう!

2023年7月15日 土曜日

本日7月15日(土)エイコンスタジアムで行われました夏の甲子園岡山大会2回戦で,笠岡工業高校が津山工業高校に3−1で勝利し,夏の大会10年ぶりの県大会ベスト16に進出しました。

この2回戦も相手に流れが行きかけるところを粘りの野球で防ぎ,ミスや故障を全員野球でカバーし合う,観ている人々に勇気と感動を与えるプレーや試合でした。

勝利が決まった直後に,このたびも学校をあげて,野球部と野球部員の栄誉をたたえて,共通職員室ホワイトボードに紹介しました。
1回戦勝利のときは扇子(せんす)でしたが,2回戦勝利(ベスト16)になりましたので,イラストもグレードアップされました。

本日の勝利に先立つ2日前,7月13日(木)朝の職員会議において,

2回戦の津山工業高校戦に勝利した際には,『7月17日(月)マスカットスタジアムで行われる3回戦の球場応援を全校生徒に呼びかけてはみてはどうか』」という提案がなされ,全先生方の賛同が得られましたので,本日の終礼(帰りの会)で,次のような案内が全クラスに配付されました。

ブログをご覧いただいておられます皆様方,ご都合やご体調がよろしければ,球場へ足を運んでいただければ,選手たちの勇気や財産になると確信しています。よろしくお願いします。

選手の皆さんへ

倉商は昨夏準優勝,一昨夏優勝(甲子園出場)の超強豪ですが,近藤監督や羽藤コーチの指導の下でこれまでに身に付けてきた知徳体技が全て出し切れることを心願しています。そのためにも,気持ちでは絶対に負けないでください。